赤ちゃんのための冷暖房|おすすめの冷暖房から注意点
赤ちゃんは大人と違い、室内の温度や湿度、空気にとても敏感です。
そのため、小さいお子様のいる家庭で、どのような冷暖房を使うべきか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、赤ちゃんにおすすめの冷暖房について解説します。
赤ちゃんはもちろん、家族全員が快適に暮らせる冷暖房を考えてみましょう。
赤ちゃんがいるご家庭で知っておくべき冷暖房基本知識
冷暖房器具を考える前に、知っておくべきことが2つあります。
- 赤ちゃんは自分で体温調節ができない
- 赤ちゃんが過ごしやすい室内温度・湿度
それぞれを理解することで、赤ちゃんにとって快適な冷暖房を考えられます。
冷暖房器具を考える際の参考にしてください。
赤ちゃんは自分で体温調節ができない
人間の身体は、暑いときや寒いとき、自身で体温を調節しようとします。
夏場に汗をかくのは、汗によって体温を下げようとしているためです。
しかし、産まれたばかりの赤ちゃんは、自分で体温を調節する機能が発達していません。
そのため、室内の温度や湿度の影響を強く受けてしまいます。
その場の状況に左右されてしまうため、体調を崩しやすいです。
赤ちゃんが体温調節できるようになるのは8カ月頃と言われていますが、まだまだ発達途中のため、安心はできません。
また、大きくなったとしても、子どもは体調を崩しやすいので、快適な室内環境作りはとても大事です。
赤ちゃんが過ごしやすい室内温度・湿度
赤ちゃんが快適に暮らせる室温は、夏と冬によって異なり、夏は25~28度、冬は18~22度と言われています。
夏場と冬場で服装も異なるので、季節に合わせて室温を管理してあげると良いでしょう。
また、赤ちゃんに最適な湿度は、50%前後です。
部屋の乾燥は喉の痛みや肌荒れにつながってしまうので、乾燥しないように気を付けましょう。
しかし、湿度が高すぎると、細菌やカビの繁殖につながるので、湿度も意識しておくようにしてください。
赤ちゃんのいる部屋に、温湿度計を設置して、確認するようにしましょう。
赤ちゃんがいる場合の暖房の使い方
赤ちゃんがいる場合の暖房の使い方や注意点を解説します。
暖房器具を使う上で気を付けておきたいのが、赤ちゃんのケガです。
暖房器具によっては、赤ちゃんが触れてやけどしてしまうこともあります。
以下の注意点を守り、安全に暖房器具を使いましょう。
暖房器具を柵で囲む
暖房器具は、赤ちゃんが触れないようにしましょう。
どんな暖房器具でも、赤ちゃんがむやみやたらに触ってしまうのは危険です。
たとえばファンヒーターの場合、大人であれば温風吹出口を触ることはありませんが、赤ちゃんは何もわからずに触ってしまう場合があります。
触れてしまうと、当然やけどの恐れがあるので危険です。
温かい空気は下から上昇するため、暖房器具は赤ちゃんでも手の届く足元に置くケースが殆どなので、暖房器具を使う際は、赤ちゃんが触れられないよう、柵などで囲っておきましょう。
触れて温めるものは長時間使わない
暖房器具のなかには、湯たんぽや電気カーペットのように、触れて温めるものがあります。
部分的に素早く温めてくれるものですが、赤ちゃんには長時間触れさせないようにしましょう。
長時間触れ続けると、低温やけどになる可能性があります。
あくまで一時的に温めるために使い、長時間の使用は避けてください。
コード類を触らないようにする
暖房器具の電気コード類にも注意しましょう。
電気コードを引っ張ったり、足にひっかかったりすると、とても危険です。
また、ガスファンヒーターのようなガスを使用するものの場合は、ガスの元栓にも注意してください。
やけどだけではなく、感電する危険性があります。
コードやホース、コンセントなどは、いじられないように防止カバーをつけておきましょう。
赤ちゃんがいる場合の冷房の使い方
赤ちゃんがいるご家庭では、冷房の使い方にも注意しましょう。
冷房は身体を冷やしすぎてしまう可能性があり、赤ちゃんの体調不良につながります。
また、送風による冷房の場合は、風にも注意しなければいけません。
以下で冷房を使う際の注意点を解説します。
室温設定を下げすぎない
自分で体温調節しにくい赤ちゃんは、室温の影響を受けやすいと言われています。
たとえば家事で動いているお母さんと赤ちゃんでは体感温度の違いがあり、エアコンの室温設定を低く設定してしまうことがあるそうです。
赤ちゃんの適温と言われる26~28℃で暑く感じる場合は、室内の湿度が高いことがあるので、ドライ運転や除湿器を併用して室温を下げないようにしましょう。
風で冷やす冷房器具の場合は風を当てないようにする
冷房器具のなかでも、冷たい風で部屋を冷やすタイプの場合、赤ちゃんに風が当たらないようにしてください。
赤ちゃんに直接風が当たってしまうと、身体が冷えすぎてしまいます。
他にも、乾燥肌の原因になったり、急激な体温低下で自律神経の乱れにつながる可能性もあるのです。
送風による冷房器具は、必ず赤ちゃんと別の方向へ向けましょう。。
冷房器具を清潔に保つ
冷房器具は、必ず清潔に保っておきましょう。
とくに風で冷やすタイプの冷房器具は、こまめな掃除が必要です。
カビや菌が増殖した状態で送風すると、風にのって部屋中に運ばれてしまい、くしゃみや喘息、アトピーの原因になる可能性があります。
赤ちゃんの今後のためにも、清潔に保っておきましょう。
赤ちゃんにおすすめの冷暖房
赤ちゃんにおすすめの冷暖房として、3つを紹介します。
- エアコン
- 床暖房
- 輻射式冷暖房
赤ちゃんに快適な室内環境を作るために、それぞれを検討してみてください。
エアコン
エアコンは、夏も冬も、広範囲に素早く冷やしたり温めたりします。
風による影響はありますが、送風口を別の方向に向けていれば問題ありません。
ただし、温めすぎたり冷やしすぎたりする場合があるので、温度設定には注意してください。
室内温度を変化させるスピードとしては、エアコンがおすすめと言えます。
床暖房
床暖房は、空気を汚さずに部屋を温められる暖房です。
直接触れることでも身体が暖まりますし、室内の空気も温めてくれます。
部屋全体を温める暖房として、ベストな暖房と言えるでしょう。
しかし、やや工事が大がかりになってしまいます。
輻射式冷暖房ラジアン
夏も冬も快適かつ、自然な室温を保つなら、輻射式冷暖房ラジアンをおすすめします。
ラジアンは、夏は木陰のような涼しさ、冬は太陽のような温もりを感じさせてくれる冷暖房です。
数ある冷暖房器具のなかで、より自然に近い環境を作れます。
また、ラジアンは、パネルを結露させる方式で湿度をコントロールするため、湿度による不快感も感じさせません。
赤ちゃんはもちろん、ご家族全員が快適に暮らせる冷暖房と言えるでしょう。
安全・健康・快適な冷暖房
赤ちゃんのための冷暖房であれば、ぜひラジアンをご検討ください。
ラジアンは、安全・健康・快適、すべて備えている冷暖房と言えます。
- 温度変化……ゆるやかで冷やしすぎず温めすぎない
- 風……無風
- 稼働音……15デシベル(真冬の森の静寂に雪が積もる音より低い)
- 湿度調整……パネルで湿度をコントロール
- 身体に伝わる温度……全身を満遍なく冷やしたり温める
体温調整ができず、体調不良になりやすい赤ちゃんには、最適な冷暖房と言えます。
赤ちゃんの他にも、小さいお子様や高齢者、冷え性の方など、ご家族全員が快適に暮らせるでしょう。
家族のための冷暖房で選ぶのであれば、ぜひラジアンをご検討ください。