コラム

エアコンとカビの関係

エアコンをつけるとせき込むことがありませんか?

今や限りなく100%に近づいているエアコンの普及率。でもエアコンは正しく使わないと、健康被害を起こすこともあります。

エアコンによる健康被害の代表的なものは「カビ」由来と言われています。カビの中には、喘息の原因になると言われている黒カビ「クラドスポリウム」や夏型過敏性肺炎の原因菌である「トリコスポロン」、自然由来の物質の中で最も発がん性が高いと言われるアフラトキシン(カビ毒)を出す「アスペルギルスフラバス」など、健康被害を起こしかねないカビがたくさんあります。

カビ

人の肺は有害なものを取り込むと、排出しようとしてせき込むことがありますが、エアコンをつけたときにせき込むのはカビが原因かもしれません。

 

実はカビ本体は無色透明で 目に見えないんです

現代の住宅は高気密高断熱があたりまえ。室内で発生した水蒸気が屋外に排出されにくい構造になっていますので、どうしてもカビが繁殖しやすい環境です。

エアコンの内部の写真

カビ研究の第一人者ともいうべき大阪市立大学の濱田信夫先生も論文や著書でたくさんエアコンとカビの関係についてお話しされていますが、ここまで普及が広がると無視できない状況になっています。

旧来から湿度の高い日本では、カビのコントロールは課題でした。浴室の黒カビや赤カビ(フザリウム)、青カビ(ペニシリウム)をせっせと掃除する光景はもはや日常のことです。

ただ見える部分なら、掃除をすることで除去することができますが、目に見えない部分はなかなか掃除すら満足にできません。その代表がエアコン内部。最近主流になってきた「お掃除エアコン」もフィルターを掃除するだけなので、カビが最も多い「熱交換部分」に関しては効果が限定的です。

さらに文部科学省のホームページでも注意喚起されていますが、私たちが「カビ」だと認知しているものは「菌糸や胞子の集団あるいは担子(キノコ)」と言われているものだけで、それらを放出するカビ本体の微細構造については見ることができません。肉眼では全く観察できないため、お手上げ状態になってしまいます。

 

ラジアンなら、衛生的に保つことができます

除湿性能の高いラジアンは冷房運転中常時表面が結露します。結露させることで室内の水蒸気を屋外に排出する仕組みだからです。結露した水が多穴管表面を流れ落ち、ドレンパンで集めて屋外に排出します。冷房のピーク時は結露水の量が多いので、常時洗い流している状態になり、カビが繁殖しにくくなります。

また内部結露を起こすような構造ではないため、シーズンオフにはラジアン表面に防カビ剤を吹き付けて除菌すれば、無色透明なカビも抑えることができ、衛生的に保つことができます。

 衛生的な室内

単に性能が良いだけではないのがラジアンの魅力なのです。

 

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