コラム

人が快適に感じる室温とは?冷暖房の設定温度や人が温度を感じる仕組みを解説

人が快適に感じる室温とは?冷暖房の設定温度や人が温度を感じる仕組みを解説

人にとって適切な室温や気温はどの位かご存じでしょうか?

今回は、さまざまな角度から、快適な室温について解説します。

とくに冷暖房を利用する季節には、快適な室温を理解し、設定することが大事です。

本当に快適な暮らしを得るために、ぜひ参考にしてください。

一般的な室内の適温

一般的な室内の適温

一般的に快適と言われる室内の適温は、夏場なら25~28度、冬場なら18~22度と言われています。

快適な温度というのは、季節によって異なるものです。

常に快適な一定の温度を保っていても、夏場と冬場で感じ方が異なります。

ただし、上記の温度が必ずしもすべての人に対して適温とは限りません。

冷え性の方は、寒いと感じるかもしれません。

適温を知ることも大事ですが、自分の体調に合った温度調節を心がけましょう。

赤ちゃんが快適に暮らせる適温

ご家庭に赤ちゃんがいる場合、温度管理はとても重要になります。

なぜなら、産まれて間もない赤ちゃんは、自分で体温調整ができないためです。

産まれてから体温調整できるまで、およそ1年ほどかかると言われています。

そのため、1歳未満の赤ちゃんがいる場合、室内温度は細心の注意を払いましょう。

赤ちゃんが快適に過ごせる温度は、夏場で25~28度、冬場で18~22度と、大人の場合と変わりません。

しかし、大きく温度がズレてしまうと、赤ちゃんの健康に影響する可能性があります。

エアコンなどの冷暖房機器で設定している場合でも、設定温度が必ずしも室内温度になっているとは限りません。

部屋に温度計を置くなどして、こまめに室内温度をチェックしてください。

睡眠時の適温

睡眠時は、室内の温度を敏感に感じます。

「暑くて寝苦しい」や「寒くて眠れない」など、誰しも一度は経験しているのではないでしょうか。

睡眠時の温度が適切でないと、結果として寝不足になるなど体調に影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。

睡眠時の快適な温度は、25~28度と言われており、布団のなかが33度前後になるのが理想といわれています。

冬場はもう少し低い室温でも快適に感じられるかもしれません。

毛布やタオルケットなど、寝具によっても異なりますが、基本は25~28度と覚えておきましょう。

エアコン冷暖房の快適な温度設定

エアコンを利用する際の温度設定について解説します。

夏場や冬場は、エアコンによって室内の温度を調整する方が多いのではないでしょうか。

エアコンの設定温度は、暖房で20度、冷房で28度と言われています(諸説あり)。

夏場は省エネのために「冷房の設定を28度にしましょう」と呼びかけが行われているので、なんとなく聞いたことがある方もいるかもしれません。

しかし、ある調査によると「冷房の設定が28度では暑い」と考える方も多いようで、男性なら24~26度、女性なら26度と、性別で快適な温度が異なるという見解もあります。

快適さは皮膚の温度によって異なる

快適さは皮膚の温度によって異なる

快適な温度というと、多くの方は外気温をイメージするかもしれませんが、大事なのは外気温ではありません。

実際に適温かどうかを判断するのは、人の皮膚の温度です。

皮膚がどのくらいの温度でどのように感じるかは、以下のようになります。

  • 快適な温度……皮膚温度33~34度
  • 暑いと感じる……皮膚温度35度以上
  • 寒いと感じる……皮膚温度31度

皮膚温度31度以下になると、人にとって苦痛と感じる温度です。

基本的には人間の身体の仕組みによって皮膚温度を変化させますが、冷暖房設定を極端な設定にしてしまうと、身体の仕組みだけでは追い付かなくなってしまいます。

温熱感覚を左右する6つの要素

温熱感覚を左右する6つの要素

温熱感覚とは、人が感じる暑さや寒さの感覚です。

温熱感覚の要素には、以下の6つがあります。

  • 気温
  • 湿度
  • 気流
  • 放射熱
  • 代謝量
  • 着衣量

それぞれの感覚について以下で解説します。

気温

人が温度を感じる上で、まず重要になるのが気温です。

基本的に、気温によって感覚は左右されます。

しかし、冷暖房を利用した場合、暖かい空気は上へ冷たい空気は下へ移動するので、上下で温度差がでるという点に注意しなければいけません。

空気が停滞してしまうと、部屋の上下で気温が異なってしまうため、空気を循環させる必要があります。

湿度

人の体感温度は、湿度によって異なります。

夏場のイヤな蒸し暑さは、湿度によるものです。

湿度とは、空気が水蒸気を含む度合いのことで、湿度が高い場合(水蒸気が多く含まれる場合)は、不快感に思うでしょう。

梅雨の時期に蒸し暑くなるのは、空気に含まれる水分量が高くなるためです。

反対に、温度が高くても湿度が低いと、イヤな暑さは感じません。

しかし、湿度の低い冬場は、反対に乾燥しすぎてしまい、健康に影響を及ぼす可能性があります。

建築基準法では、室内の湿度の目安は40~70%といわれています。

しかし、夏場の高温多湿の状態は、カビやダニが発生しやすくなるので、夏は60%以下を心がけると良いでしょう。

反対に冬は、乾燥しすぎるとインフルエンザや風邪のウイルスが活発化してしまうので、40%以上の湿度を心がけてください。

気流

気流というのは「風」です。

夏場はうちわや扇風機を使って、風を起こして涼しさを感じますよね。

これは、風の影響で汗の蒸発が促進されるためです。

心地よい風に対して、多くの人は快適さを感じますが、風を受け続けることはおすすめしません。

風を受け続けると、身体の熱が奪われてしまい、低体温症になる恐れがあります。

風による温度調節は、必ずしも安全と言えません。

放射熱

放射熱とは、空間を伝わる熱のことです。

室内の場合は、壁や床、天井からの放射熱を受けて、人の感覚に影響を与えます。

たとえば、冷暖房を同じ設定にしていたとしても、壁や床の温度が高ければ暑いと感じ、反対に温度が低いと寒く感じるのです。

ただし、放射温度を調節できれば、風を利用するような冷暖房機器を使わなくても、快適な温度を実現できます。

代謝量

代謝量とは、身体を動かした際に発生するエネルギーです。

身体を動かしていると代謝が上がって温かく感じますが、これも温熱感覚の一つ。

同じ室温だとしても、運動した状態と椅子に座っている状態では体感温度は大きく異なります。

代謝量による温熱感覚に関しては、室温で変化させられるものではありませんが、要素の一つとして知っておきましょう。

着衣量

着ている服も、温熱感覚の要素です。

家のなかで半袖を着ているか長袖を着ているかによって、暑いと感じるか寒いと感じるか異なります。

ただし、基本的に家のなかで真逆の服装をしている(例:タンクトップとセーター)ことは、ほとんどありません。

ある程度の違いはあっても、それぞれが快適と感じる室温が理想です。

快適な温度を実現するラジアン

快適な温度を実現するラジアン

快適な室温を実現するなら、輻射式冷暖房ラジアンをおすすめします。

人にとって快適な温度というのは、自然に近い温度ではないでしょうか。

ラジアンは、夏は木陰のような涼しさ、冬は太陽光のような温かさを実現します。

輻射式冷暖房は、パネルから人や家具に熱を移動させることで身体を温めるので、とても自然な暖かさを感じられるでしょう。

夏はパネルが身体から余分な熱を奪ってくれるので、心地よい涼しさを感じられます。

ラジアンは湿度調整も可能

輻射式冷暖房ラジアンは、湿度のコントロール可能です。

輻射式冷暖房は、パネルを結露させる方法で湿度をコントロールしています。

湿度をコントロールすることにより、夏の蒸し暑さを感じさせません。

また、輻射式冷暖房は、電源を切った後でも湿度が上がりづらいメリットがあります。

電源を切った状態でも、一定の時間は快適な湿度で過ごせるでしょう。

心地よい室温で快適な暮らし

心地よい室温で快適な暮らし

人にとって快適な温度について解説しましたが、人の手で快適な温度を維持するのは難しいです。

家に温度計を置いて常に設定温度を変えるというのは、現実的ではありませんし、手間が増えてしまいます。

常に快適な室温で暮らすなら、それを実現できる冷暖房機器の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

輻射式冷暖房ラジアンなら、常に快適な室温を提供できます。

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