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エアコンが苦手な人の理由とは?エアコンは使わない方が良い?

エアコンが苦手な人の理由とは?エアコンは使わない方が良い?

日本の主な冷暖房といえば、エアコンと答える方が多いでしょう。

冷暖房機器は他にもありますが、多く広まっているのは間違いなくエアコンです。

しかし、その一方で「エアコンが苦手」という意見を聞いたことはないでしょうか。

そこで、エアコンを苦手に感じる方はなにが原因なのか、さまざまな理由を紹介します。

エアコンが苦手な人はほぼ半数

エアコンが苦手な人はほぼ半数

エアコンを苦手と感じる人は、老若男女で一定数います。

一般的には「高齢者はエアコンが苦手」というイメージを持っているかもしれませんが、決して高齢者だけではありません。

あるアンケートで「夏場のエアコンが苦手ですか?」という質問に対して、54.9%と半数以上が回答していました。

そのなかで女性は64.9%、男性は44.8%です。

さらに、某企業がオフィスで働く男女に「オフィスの冷房が寒いと感じたことがありますか?」というアンケートをとったところ、325人が「寒いと感じたことがある」と回答。

そのなかで女性は約8割、男性は約7割でした。

このように、エアコンによる冷房が苦手な方は、老若男女関係なく、一定数の割合いるのです。

エアコンが苦手な理由

エアコンが苦手な理由

エアコンが苦手な理由は、人によってさまざまです。

単純に「寒い」や「熱い」という理由もあれば「身体が不調になる」という方もいます。

苦手な理由として主に挙げられるのは、以下の6つです。

  • 湿度による不快感
  • 夏場の寒さ
  • 風による不快感
  • 喉へのダメージ
  • 使い方が難しい
  • クーラー病

それぞれの理由がどのようなものなのか、以下で具体的に解説します。

湿度による不快感

エアコンが苦手な方は、湿度による影響を受けている場合があります。

エアコンが快適と感じるか不快と感じるかは、湿度によって変わってくるのです。

冬場、湿度が低く乾燥した状態だと、温度設定より冷たく感じてしまいます。

夏場は、高い湿度によって冷気がベタっと感じてしまうのです。

対策として、多くの場合、温度設定で調整してしまうでしょう。

しかし、本来調整するべきは温度ではなく湿度です。

基本的に人が快適に過ごせる湿度は40%~60%と言われています。

エアコンが苦手な方は、まず湿度を調整してみてください。

夏場の寒さ

エアコンが苦手な人の多くは、夏場の冷房が理由です。

夏場はどこに行っても比較的強く冷房をかけています。

電車やオフィス、商業施設など、人によっては「寒い」と感じる温度ではないでしょうか。

もちろん家のなかでも同じことが起こりえます。

とくに冷え性の方や寒がりの方には、大きなストレスになっているでしょう。

風による不快感

エアコンは送風によって空気を温めたり冷やしたりする冷暖房機器です。

そのため、風が当たることへの不快感を感じる方が多くいます。

直接肌に風が当たると、乾燥肌の原因になりますし「寒い」や「暑い」と感じやすいです。

送風の向きで多少調整はできますが、完全に風による影響がなくなるわけではありません。

喉へのダメージ

エアコンは喉によるダメージが大きいです。

そのため、喉を使う仕事、たとえば歌手や声優の方は、エアコンが苦手だと感じるでしょう。

エアコンが喉に影響を与える理由は、主に3つあります。

  • フィルターのホコリ
  • 送風によって床の菌やホコリを舞わせてしまう
  • 送風による乾燥

「エアコンをつけると喉が痛くなる」という方は、いずれかが原因でしょう。

使い方が難しい

比較的少数派の意見ですが、「使い方が難しい」という理由で、エアコンが苦手だという方もいます。

とくに多いのは高齢者の方です。

エアコンのリモコンには、「入」「切」と記載してありますが、それだけでは理解できない方もいます。

暖房や冷房、除湿など、さまざまな機能があればあるほど、操作が難しくなってしまうでしょう。

さらに温度設定や風量、送風の向きなど細かく調整しなければ「寒い」や「暑い」と感じてしまう原因になります。

多くの方は「苦手」の一言で済ませてしまいますが、もしかしたら使い方をわかっていないのかもしれません。

クーラー病

エアコンが苦手な方のなかには「体調が悪くなる」という方もいるでしょう。

エアコンで体調が悪くなる理由は「クーラー病」である可能性が高いです。

クーラー病には以下のような症状があります。

  • 身体の冷え
  • 疲労感
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 腰痛
  • 腹痛
  • 不眠
  • むくみ
  • 頻尿
  • 鼻炎

など。

クーラー病になる原因は、エアコンによる冷えで自律神経が乱れてしまうためです。

人の身体は、本来環境能力が備わっています。

暑い夏には、熱を逃がしやすいよう、汗をかいたりして体温を下げようとするのです。

しかし、エアコンによって体温調整能力が乱れ、自律神経の失調を引き起こします。

「エアコンをつけると頭が痛くなる」という方も多いですが、これは、軽度のクーラー病かもしれません。

エアコンは使わない方が良い?

エアコンは使わない方が良い?

エアコンを苦手と感じる理由を解説しましたが、これらはあくまでエアコンのデメリット部分を抜き取っただけに過ぎません。

確かにさまざまな理由でエアコンを苦手とする人は多いですが、エアコンを使用して快適な夏や冬を過ごしている方もいます。

むしろ、夏場も冬場も両方使える点や、部屋全体を温めたり冷やしたりできる点は、エアコンの大きなメリットです。

他にも多くの冷暖房機器はありますが、夏冬兼用で部屋全体の温度を変えられる製品は多くありません。

夏場の熱中症予防、冬場のヒートショックの観点からも何らかの空調設備は必要なので「苦手な人がいるから使わない方が良い」のではなく、苦手な理由を知ることで「苦手な人に対してどのような使い方をするべきか?」を考えていきましょう。

エアコンが苦手な人には輻射式冷暖房がおすすめ

エアコンが苦手な人には輻射式冷暖房がおすすめ

どうしてもエアコンが苦手という方には、輻射式冷暖房をおすすめします。

輻射式冷暖房は、エアコンのようなデメリットを感じさせない冷暖房機器です。

主な特徴は以下の通り。

  • 無風
  • 稼働音がなく静か
  • 温めすぎず冷やしすぎない快適な温度

風による影響もなければ、音による影響もありません。

エアコンのように「効きすぎて寒い」ということはなく、常に人の暮らしやすい快適な温度を作り上げます。

また、輻射式冷暖房は湿度のコントロールも行うため、夏の蒸し暑い不快感を感じさせません。

「どのような対策をしてもやはりエアコンは身体に合わない」という方は、輻射式冷暖房をご検討してみてください。

輻射式冷暖房とエアコンを合わせる使い方

エアコンにはエアコンのメリット・デメリットがあるように、輻射式冷暖房も万能ではありません。

輻射式冷暖房は室内を温めたり冷やしたりするまでのスピードがゆるやかです。

エアコンのようにスイッチをつけてすぐ部屋全体の温度が変わるものではありません。

対策として、輻射式冷暖房とエアコン両方を使う方法があります。

また、室内に大人数いる場合も、輻射式冷暖房では賄いきれない場合があるので、そのようなときにはエアコンを併用すると効率が良いです。

それでは「結局冷暖房の影響を受けてしまう」と考えてしまうかもしれません。

しかし、エアコンによるデメリットは、主にフル稼働が原因なので、輻射式冷暖房と併用することで、エアコンによる影響を軽減できるでしょう。

それぞれに合った冷暖房機器を活用しましょう

冷暖房機器は、すべての製品がすべての人に合うわけではありません。

エアコンが苦手な人がいれば、エアコンでなければ物足りない方もいるでしょう。

冷暖房機器の選び方は人それぞれですが、選択肢の一つとして、輻射式冷暖房を検討してみてください。

ご家族が多い場合は、部屋によって設置する冷暖房機器を変えるのも良いかもしれません。

すべての人が快適に暮らせるよう、その人に合った冷暖房機器を考えてみてください。

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